導入実績
行政書士がnoborderを使う理由とは

2022年に行政書士登録。
「いつでも胸を張れる仕事をする」をモットーに日本国内における外国人材制度をフェアに活用し、国や宗教、人種などに囚われない多様な社会の実現を目指す。現在では特定技能・宿泊分野を中心に申請業務に従事している。
- 社名
- RONSUN行政書士事務所
- 業種
- 出入国管理局への申請書類作成
「食えない資格」筆頭の行政書士になってみて分かった士業の弱点。
それを解決するのがnoborderだと思いました。
士業の弱みは「作業効率意識」と「営業力」
noborderの導入事例では初となる行政書士さんへのインタビューとなります。 よろしくおねがいします!
竹村さん:よろしくおねがいします。御社(Exstan株式会社 )の代表も行政書士ですので、共通項がありますね。
これまでは個人的に「行政書士」と聞くと、「食えない」資格のイメージがありました。
ネットでは「行政書士 食えない」と検索候補に出るくらいですから、一般的にもそういった認識をもっている方が多いのでは無いでしょうか。
突然の逆質問で申し訳ないのですが、行政書士が食えないと言われる所以はなんだと思いますか?
うーん。実務経験を積む機会が少ないので、一人前になりづらい点でしょうか?
竹村さん:私が思うに2つあると思っています。
それは「作業効率意識」と「営業力」です。
作業効率意識とは、文字通り依頼業務を処理する効率に対する意識のことです。
行政書士業務は基本的に依頼をもらって、書類を整えて、提出することに対して報酬をいただける仕事です。
基本的には業務が人につく状態ですので、1人あたりの処理可能なキャパシティには限界があるということになります。
この限界値を上げていくには、処理速度を上げる必要があります。つまり、作業効率を向上させなければなりません。
営業力とは、案件をとってくる力です。
「この業務を専門にしたい!」と最初は思って研修に参加して実務勉強をしても、仕事が取れない。仕事を取るために何から始めるべきかも今一つわかっていない。
食べていけないから知り合いや同業の先輩から、特にやりたいわけではない仕事を分けてもらって生活する。
蓋を開けてみるとその仕事は、クライアントがクレーマー気質で精神的負荷と報酬が全く見合わない。
あくまで一例ではあるものの、似たような悩みはよく聞きます。
おそらくこれは行政書士に限らず、根本的な士業の弱点ともいえると考えています。

写真:竹村さん。行政書士になってみて、より見えてきた業界全体の課題をお話くださいました。
士業の強みを活かせるのがnoborder。
その士業の弱点をnoborderで解決できると思われた理由はなんですか?
報酬相場が下がってきたとしても、作業効率を上げれば処理できる案件数は増えます。
同時に対応できる案件数が増えれば、その分売上を増やすことができます。
報酬額と同じくらい自分自身の作業単価を意識したときに、システム導入を検討する必要性を感じました。
norborderではヒアリングから書類収集まで一連の申請業務を管理することができます。
複数案件を同時期に進めていける点は、キャパシティの心配なく受注できることにも繋がっています。
noborderは立ち上げ当初、受入企業の内製化が進むと士業の仕事が無くなるという否定的な意見も多かったのですが・・・。
竹村さん:私は真逆だと思っています。
2つの要因がありますが、1つ目は、これだけ特定技能外国人の受入が進んできて、特定技能2号移行や技能実習制度廃止などが進められている中で、
将来的な受入企業の手続き内製化は今や不可逆だからです。
受入企業としては、なるべく1人あたりの採用にかかる費用を抑えたい。
そうなると登録支援機関に支払う費用や申請費用の削減に目が向くのは当然の流れだからです。
ただ役所の窓口対応を進んでしたいと思う担当者はいないでしょう。
書類は作ってみた。でも本人と同行し、時に入管で何時間も待ちながら書類を見てもらうなんて、他の業務も進めながらやるには荷が重すぎます。
ましてや、万が一提出する書類に指摘が入ったときにどう回答したら良いかなんて皆目検討もつきません。
それだったら行政書士に窓口に行ってもらおう、追加提出対応の相談をしようと思います。
官公庁とのやりとりは逃れられないからこそ、そこに行政書士の存在意義があると考えています。
行政書士としてはゼロから資料収集を進める必要もなく、noborderで申請書類のダウンロードができるためチェックも圧倒的にカンタンになります。
内製化+行政書士による支援は未来における一般的な業務フローになりうると信じています。
noborderで「誰でもできる」、「早くできる」を実現。
社内の人材育成が進む。
行政書士の視点で、noborderを導入する価値はなんですか?
竹村さん:一定の業務を「標準化」できる点です。
標準化とは「誰でもできる」、「早くできる」という意味で用いています。
noborderは社内の特定技能外国人申請管理業務における標準化を可能にできます。
案件詳細画面では、審査完了までを7つの行程に分けて申請管理を進めていきますが、
操作方法を覚えてしまえば、専門的な知識は必要なく申請に必要な帳票を作成することができます。
そうすると作業の標準化が社内で浸透します。
行政書士としての本質的な価値は、クライアントに対して早く・丁寧に手続きを進め、質問をもらったらすぐにわかりやすく回答することで安心感を提供することにあります。この本質的な価値を提供する時間・工数を確保できる点にnoborderの良さがあります。

写真:事務所入口前
その他にnoborderの機能で気に入っている点はありますか?
竹村さん:noborderからヒアリングフォームをメールで送信後、相手が開封したかどうかを確認できる点がいいですね。
依頼した内容が期日通りに戻ってこないのは、この業務ではあるあるです。
相手がそもそもメールを開いたか、開いたけどもフォームはクリックしていないのか、といった内容まで電話せずともnoborder上で確認できるのは便利です。
複数業務を並行してやっているときに追いかけをするのは、意外と大変な業務なんです。
その細かい業務の行間までnoborderは考えて作られているので、実務をわかっている行政書士が開発しているだけあるなあと感心します。
改善点などがあれば教えてください。
竹村さん:今後も開発を進められると思いますが、なるべく今の「シンプル」な画面や機能感を残して欲しいです。
PC操作が苦手な方でも使える点が、受入企業へフォーム入力を対応いただく点においても便利だからです。
noborderを活用してやりたいということがあるそうですか、お聞かせください。
竹村さん:noborderを活用して行政書士業務の効率性と標準化が私たちにもたらす恩恵を1人でも多くの仲間と享受したいんです。
そのために『Team RONSUN』を編成したいと思います。興味のある方は、私のところへメールでご連絡ください。
連絡先:chisaiken@icloud.com