コラム
【2024年版】特定技能「ビルクリーニング」を解説！
2024年現在までに、ビルクリーニング分野でどの程度の人材受け入れが加速したのか、2023年12月末時点での数値をまとめてみました。
▼目次
特定技能1号外国人数
3,520名
国別内訳
全体の約5割がベトナム人
1. ベトナム 1,611名
2. インドネシア 686名
3. ミャンマー 330名
4. フィリピン 294名
5. 中国 222名
他分野と同様の特徴として、ベトナム国籍の受入が最も進んでいるものの、その比率は他分野より比較的均等が取れています。
都道府県別内訳
1. 東京都 650名
2. 千葉県 599名
3. 大阪府 391名
4. 神奈川県 376名
5. 埼玉県 186名
6. 愛知県 133名
7. 北海道 127名
8. 沖縄県 118名
9. 京都府 112名
10. 兵庫県 84名
ビルやホテル・旅館等が多く所在する都市部・観光地として知られる都道府県での受入が集中していることが分かります。
試験ルート・技能実習ルート内訳
ビルクリーニング分野で就労する外国人が試験合格したか、技能実習移行かを見てましょう。
1. 試験ルート 1,423名 (40.43%)
2. 技能実習ルート 2,097名 (59.57%)
他分野では技能実習ルートの移行に大きく偏る一方ビルクリーニングの場合いずれの偏りもさほどなく、受入が進んでいることが分かります。
国別ルート内訳
2. インドネシア 686名
3. ミャンマー 330名
4. フィリピン 294名
5. 中国 222名
技能実習：1,329名 (82.50%)
試験 ：443名 (64.58%)
技能実習：243名 (35.42%)
試験 ：168名 (50.91%)
技能実習：162名 (49.09%)
試験 ：126名 (42.86%)
技能実習：168名 (57.14%)
試験 ：200名 (90.01%)
技能実習：22名 (9.99%)
他分野と比較して、試験ルートからの受入が進んでいることが分かります。
技能実習からの移行職種・作業が比較的少ないことや各国で特定技能試験の実施がなされていることからも、試験を受けやすく、受け入れがしやすい手続きフローが整備されている印象です。
総評
・国籍の偏りが他分野と比較するとあまり感じられない。試験ルートからの受入も活発で、観光地やビルの多い都市部などに集中している。
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