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【入職前必須!】特定技能 生活準備 完全マニュアル
流れ・必須項目・チェックリスト・FAQ解説

はじめに|スムーズな就労は生活準備がポイント!

特定技能外国人が日本で働き始める前に、来日前に準備しておくべき生活インフラ・契約・住居手続きがあります。これを怠ると、入国後すぐの生活に支障が出たり、企業側の支援コストが増えるリスクも。
本記事では、受入企業や登録支援機関が外国人本人と共に確認すべき「来日前準備」のポイントを、チェックリスト形式で解説します。

生活オリエンテーションについては、次回記事で解説いたします。

前回までの記事はこちら:
1. 特定技能 事前ガイダンス完全マニュアル | 流れ・必須項目・チェックリスト・FAQ解説
2. 特定技能 内定後〜申請 完全マニュアル | 流れ・必須項目・チェックリスト・FAQ解説


目次:

1. 住居関連の準備

来日前準備の中でも最も重要なのが、住居の確保です。
特定技能外国人が到着してなるべく早く生活基盤を整え、安心して就労開始できるよう、次の点を整えておきましょう。
信仰上の観点から、外国人から部屋や間取りについての希望がある場合もあります。事前ヒアリングが重要です。
 

  • 契約手続の完了
アパートや寮の契約は、初期費用や敷金、礼金、保証金の有無や保証人の条件まで確認しておきましょう。
特定技能外国人本人が理解できる言語で契約内容を説明することが求められます。
 
  • 生活必需品の準備
家具、家電、寝具などが揃っていない場合、到着直後の生活が困難になります。
物件に備え付けの家具や家電を確認し、足りないものや特定技能外国人が必要とするものを事前に準備しておきましょう。
*家具、家電はレンタルサービスを活用することで、ランニングコストを抑え予期しない突然の退職でも安心して提供が可能です。
 
  • 契約条件の共有
家賃の支払元や初期費用の負担や費用弁済等について、事前に明確にして特定技能外国人にも共有・合意を得るようにしておきましょう。
*入管運用要領で外国人の費用弁済中の中途退職時に、一括返済を求めることは認められていませんので、注意が必要です。

2. 通信・インフラの準備

緊急連絡や、定期的に現地の家族などと連絡ができように通信環境と生活インフラの整備も、来日前に計画しておく必要があります。
物件契約完了後の水道、電気、ガス契約も忘れないように、入居日に合わせて利用開始の申込をしておきましょう。
 
  • ライフライン (水道、電気、ガス)の申込
ガスは立会い日の設定が必要となりますので、入居日当日もしくは入居前には調整しておくことが重要です。
 
  • 通信手段の確保
SIMカードやWi-Fiルーターを事前に契約しておくことで、到着直後から連絡が取れる状態を確保できます。
本人の携帯電話では、対応していないSIMなどの制限が発生する場合もありますので、契約前に機種確認や契約のサポートそのものを必要としているかについても事前に外国人本人と確認をしておきましょう。(本人が希望/既に契約済のWi-FiやSIMがある場合を想定)
空港での受け渡しや事前配送も有効です。
費用負担が本人になる場合は、来日後契約に同行し、手続のサポートをすることが必要です。
 

3. 金銭、銀行関連の準備

特定技能外国人本人が日本で生活を始めるにあたり、最も重要な手配の一つが金銭面の準備です。
  • 現金の準備
入国直後は銀行口座開設ができない場合もあるため、少額の日本円を持参するように案内しておくとスムーズです。
2、3万円程度の金額が望ましいです。
     
    • 送金/口座準備
    母国から日本への送金方法、日本での銀行口座開設に必要な必要書類、スケジュール、
    日本から母国へ海外送金するためのツール選定や紹介まで実施できると、支援業務としてより充実します。

    4. 書類・証明書の準備

    書類関係の不備は、来日後に大きなトラブルに繋がります。
    • パスポート有効期限の確認
    入国前は特に実施が必要な項目です。無事に入管申請許可が下りたとしても、
    来日時に有効なパスポートを取得していなければ、入国予定日が遅滞するリスクがあります。
     
    • 在留期限の確認
    来日後に必ず確認が必要なのは、在留カード情報の確認です。
    特に在留期限は更新期限到来時に、管理が漏れてしまうとオーバーステイが発生するリスクが生じますので、必ず実施しましょう。
     
    • 健康関連書類
    分野や企業の方針によっては、入国前の健康診断で受診項目の指定を受ける場合もあります。
    健康診断書やワクチン接種証明書など、必要な受診項目があるか事前に企業へ確認しましょう。

    5. 文化・言語面の準備

    外国人が日本の生活に早く馴染むためには、文化や言語の準備も重要です。
    • 日本語の基礎学習
    簡単な挨拶や買い物、公共交通機関で使う表現を事前に学習しておくよう促します。
     
    • 生活習慣の理解
    概ね生活オリエンテーションで実施する項目かと思いますが、
    ゴミ出しのルールや騒音規制、公共交通でのマナーなど、日本独特の生活習慣を多言語で説明資料として配布すると効果的です。
     
    • 緊急連絡先の共有
    受入先、登録支援機関、大使館などの緊急連絡先を一覧化し、本人に渡しておきましょう。
    来日当日はSIM未契約の携帯電話を持参することが多いため、Wi-fi契約なども早めに済ませておくと安心です。

    よくあるトラブルと対策

    1. 空港到着後に連絡が取れない
      →渡航前にLINEやWhatsAppを設定し、通信手段を確保
    2. 入居日にライフラインが未開通
      →1週間前までに契約予約を完了させましょう
    3. 生活必需品や家電準備が不遡行
     →家電はレンタル品を提供している会社もあるので、ガスの立ち会い日前までには設置完了できるよう手配しましょう。
      生活必需品は事前の持参品を確認し、その上で購入希望の必需品を来日後に買いに行きましょう。
     

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